CONCEPT


CARE―人IT―情報・テクノロジーで認知症介護にイノベーションを

電車やタクシーで煙草が吸えることは当然のこと。そんな文化が、ここ数十年で嘘のように変化し、今では電車で煙草を吸うことなど想像できない―そんな方が多いのではないでしょうか。

これほど大きな社会的意識の変化が実現できたのはなぜか? ―当然、煙草には害があるからです。

ただ、害があるという言葉だけでは大きな変化は起こせません。喫煙という行動によって誰にどのような害がどのような形で生じるのか? 禁煙という選択・決定によってどのような効果が生まれるのか? そうした「?」に対して一つひとつ研究がなされ、その結果が根拠とともに分かりやすく社会に伝えられたからこそ、喫煙に対する社会全体の意識の変化が起こったのです。

では、介護―特に認知症介護ではどうでしょうか? 認知症の人は何もわからない、何もできない。認知症になると人格が変わってしまう。認知症=徘徊・拒否・妄想・暴言etc. そんなネガティブなイメージが社会全体に強く根付いています。

しかし、本当にそうでしょうか? 認知症であっても、穏やかにいきいきと自分らしい日々を送っている方は大勢いらっしゃいます。認知症になることとネガティブなイメージが現実のものになることは、イコールではありません。

とはいえ、ネガティブなイメージ通りの状況になってしまう方がいらっしゃるのもまた事実です。

この差異は何によって生じるのでしょうか? 認知症であっても自分らしく最期まで暮らしていくためには、何が必要なのでしょうか? 周囲の関わり方だけですべてが解決するのであれば、おそらく多くの認知症に関するネガティブなイメージは既に払拭されているのではないでしょうか。多くの介護現場で、一朝一夕では見つからないこの難問の答えを見つけるべく、懸命な奮闘が続いています。

介護IT化が進む中、介護事業所には以前より多くの情報が蓄積されるようになってきています。知識・経験・思いやり…そこにデータサイエンスの視点を加えることで、言葉にできない認知症の方の想い、伝えたいメッセージを汲みとることができるのではないか。知識と経験だけでは受け取りきれないメッセージを、データから読み取ることができるのではないか。人と情報、CareとIT。両者を結ぶことで、認知症の方にとって生きやすい、暮らしやすい社会を実現したい。認知症になること、認知症であることを拒まない社会にしたい。

そのためには、蓄積される記録データを活用するケアとアナリティクス両面の知識・経験・技術が必要です。

蓄積される情報を、単なる記録で終わらせないために―技術者と介護者の想いを、介護者と高齢者の想いをつなぐ

人の心と技術が生み出す介護ITの”可能性” の実現を、介護専門職によるコンサルティングでサポートします。


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